中国仕入れでコストを抑える方法①【同梱品編】
商品を仕入れる時、できるだけ低コストで仕入れたいな~
コストを抑える方法は色々あるけど、注意点があるよ!!
今回は同梱作業でコスト削減する方法を紹介しよう
目次
同梱品とは
一般的に中国から仕入れる際、事前にライバル商品の販売価格などを参考にして、ある程度の仕入れ価格の基準を作ります。
しかし、見つけた商品がその基準によりも少し価格が超える場合があります。その場合はどこかでコストを削減しなければなりません。
今回ここでは同梱品でコストを削減する方法をご紹介いたします。
商品を販売する際に、他の商品などを一緒に梱包することを同梱と言います。
例えば、商品マニュアルが書いた説明書や専用の収納袋、関連商品などです。
それら複数の商品を1つの箱に同梱して、1つの商品パッケージとして販売することです。
そうすることで、ライバル商品との差別化ができ、自社オリジナルの商品として販売することができます。
他にも、注文して頂いた感謝の気持ちを伝える、メッセージカードやおまけ商品などの販促グッズの同梱も人気です。
そうすることで、お客様の購入した商品に対する満足度も上がり、高評価のレビューが得られる可能性が高くなります。
同梱作業でコストを削減する方法
どこの輸入代行業者に依頼しても同梱作業には、費用が発生いたします。
それは、一つ一つ商品を開梱して、他の商品を同梱して、また梱包しないといけないからです。その作業に時間と人が必要になり作業費が発生するのです。
ではどのようにして、同梱品でコストを削減するかと言うと、生産工場に同梱作業を依頼するのです。
生産工場は、工場で商品を生産して、梱包するという工程があります。その梱包する工程に同梱したい商品を一緒に梱包してくださいと依頼するのです。
すると生産工場によって同梱の依頼を快く受けてくれる場合があります。依頼を受けてくれた場合、同梱してほしい商品を生産工場に送れば、すでに同梱された商品が届きます。
そうすることで、輸入代行業者へ依頼した場合に発生する作業費をカットでき、代行業者の拠点で作業するという時間もカットできます。
このように生産工場で同梱作業をすると、コスト削減と時間短縮2つのメリットが生まれます。
同梱作業を依頼する時の注意点
生産工場に同梱作業を依頼する際に注意点があります。注意を怠ると返って費用が高くついたりする場合があります。
- 生産開始日程までに同梱品を納入する
- 商品箱のサイズを事前に確かめる
- 不良や欠品の検品ができない
- 出荷元と納入先に注意
生産開始日程までに同梱品を納入する
まず同梱作業を依頼する際は、既製品ですでに在庫として持っている商品は同梱作業ができないことが多いです。
どこの生産工場も一度生産し、梱包作業まで終わった商品また開梱して、違う商品を一緒に入れることを嫌がります。
同梱作業を受けてくれてもその作業費が発生して、本末転倒になります。
そのため、自社オリジナルの商品を生産してもらう時や、在庫として抱えていない商品を発注する時に限ります。
そして、同梱を依頼する商品は、生産開始日まで納入しとく必要があります。
生産が終了してから同梱品が到着しては、先ほど述べたすでに在庫として保管している商品に同梱するのと同じだからです。
無償で同梱をしてくれるためには、商品を生産して、梱包するという工程に組み込まなければいけません。
さらに、どのように同梱するのかも事前に打ち合わせをする必要があります。
実際に届いた商品の箱を開けると、同梱品の表と裏が逆になっていたりなど、予定していたような梱包なっていなかったりします。
そのため、同梱商品は生産開始日までに納入し、事前にどのように同梱するかも打ち合わせをする必要があります。
商品箱のサイズを事前に確かめる
これは言うまでもなく、同梱してほしい商品が本来の販売商品である箱のサイズを超えていては同梱ができません。
それが生産工場まで届いてから気づくのでは遅すぎます。そうなると無駄に送料などが発生して返って費用がかかってしまします。
そうならないためにも、商品と同梱したい商品のサンプルを一度発注して、現物を確かめるのが確実です。
その際にどのように梱包してほしいかなど、商品を手に取って一緒に考えることができるようになります。
もし商品箱のサイズより一緒に同梱してほしい商品の方が大きい場合は、同梱したい商品に同梱すればいいと思いますが、それも生産工場にとっては商品を開梱するという作業が発生するため拒否される場合が多いです。
また、開梱する際に箱が変形してしまう恐れもあるため避けるべきです。
もし箱のサイズが小さい場合は他の箱を用意して、用意した箱へ商品を同梱してくれるか交渉が必要です。
不良や欠品の検品ができない
同梱品の生産工場から、販売商品の生産工場まで直送しますので、輸入代行業者で検品して確認することができません。
同梱を依頼する工場でも、他の商品の検品などの依頼は受けてはくれません。検品の依頼を受けてくれたとしても、本当に正しい検品をしてくれているのか定かではありません。検品費用だけを請求し、実際には検品をしていなかったりします。
もし検品が必要な商品がある場合は、輸入代行業者へ依頼するのが一番信頼できます。代行業者が検品した商品に不備があった際に、代行業者に責任がありますので責任を持って検品してくれます。
また、数の不一致などの欠品ですが、それもどこで商品を紛失したのかがわからず、販売元に問い合わせても対応してくれない場合があります。
出荷時にはすべてあり、同梱作業していると1箱足らないなどなった場合、責任の所在が不明になり、代行業者でも補填ができません。
そのため、同梱商品の不良や欠品が起こってもどこも保証してくれないと言うことです。
代行業者は届いたらまずは数量の確認をするので、欠品があった場合はすぐに販売元に連絡します。
出荷元と納入先に注意
同梱商品を販売商品の生産工場に送る際に、確認しておかないといけないのが、出荷元と納入先の場所です。
2つの工場が極端に離れていたり、明らかに代行業者の拠点へ送った方が効率がいいときは、中国国内の配送料が高くなり、代行業者へ同梱を依頼する方が安くなる場合があります。
まずはアリババの商品画面で送料を事前に確かめてみてください。
アリババで送料を確かめる方法
この商品の出荷元は「広東省深圳市」となっています。
『至』の後のプルダウンに納品先の住所を選択すると、送料が出てきます。
発注数量が多い場合は、輸入代行業者を通して、同梱品を生産している工場へ確認してもらうのが確実です。まとめて発送すると安くなる場合があります。
中国仕入れでコストを抑える方法①【同梱品編】―まとめ―
同梱品を販売商品の生産工場で直送し、同梱作業をしてもらうと、輸入代行業者へ依頼するよりもコストをカットすることができます。
しかし、安易に同梱作業を依頼すると返って費用が発生する時があります。
生産工場へ依頼するには、様々な注意点やリスクを考慮し、それを把握した上で、そのリスクとコストダウンのメリットを天秤にかけ判断しなければなりません。
Ship Buyer(シップバイヤー)では、同梱作業を生産工場へ依頼する際、お客様が安心してできるよう、リスクをできる限り減らすためしっかりとフォローいたします。ぜひ一度下記よりお問い合わせください。