中国仕入れでコストを抑える方法②【輸送費編】

中国仕入れでコストを抑える方法②【輸送費編】

中国仕入れでは様々なコストがかかりますが、商品代金の次に最もコストがかかるのが輸送費です。

輸入代行業者はそれぞれの独自のルートで、配送料を削減する努力をして他社との差別化をしています。そのため中国から仕入れているときは、最も安い輸入代行業を自分で選定して依頼をしています。

他にも、ご自身で配送料を削減できる方法もあります。今回はその方法をご紹介します。

輸送コストとは

主に商品などの荷物を運ぶときに発生する費用を輸送コストと言い、配送料や運搬費などとも言われます。

中国から輸入する際の輸送コストを項目ごとに見ていくと下記のような内訳になります。

  • 運搬費
  • 空輸・海上輸送費
  • 港湾費用
  • 人件費
  • 通関料金
  • 保管費用

運搬費

運搬費とは、トラックで荷物を運んだりするときにかかる費用です。

商品の生産工場から輸入代行業の拠点まで運ぶ際にも費用が発生したりします。

また貨物が日本に到着してからの費用もあり、船便の場合はから納品先まで、空輸の場合は空港から納品先まで日本国内の運送料金です。

空輸・海上輸送費

中国から輸入する際、中国と日本は陸続きになっていませんので飛行機か船のどちらかで輸送する必要がございます。

基本的に小さくて軽いものは飛行機で、大量注文などして量が大きく重たいものは船で運ぶ方が料金は安くなります。

港湾費用

空輸・海上輸送どちらにしても保税区内などで荷物を荷積み、荷下ろしする際にかかる費用です。いわゆる港湾で働く方たちのお給料です。

特に重たい荷物や、規格外の大きい荷物の場合、コンテナからデバンをしても専用のリフトなどで運ぶ必要があるので追加料金を徴収される場合があります。

人件費

人件費は輸入業務すべてに発生する費用です。

通関料金がございますが、これは通関士が輸入品の詳細など調べ、輸入品などの詳細を税関へ提出する各種手続きの料金です。そのため通関する商品の項目が増えるごとに、通関手続きの業務が増え、それに比例して通関料金も上がります。基本的に2品目目までは11,800円ですが、それ以降4項目ごとに11,800円が追加されます。

保管費用

輸出前や輸入後に保税区で保管できる日数が決まっています。だいたい10日~14日ほどが最長の無料保管期間になります。それ以上の期間の保管をすると追加料金が発生いたします。

輸入代行業者でも商品の保管を依頼すると、料金が発生しますが、保税区で保管するよりは割安になっているところが多いです。

Ship Buyer(シップバイヤー)では、1か月間商品を無料で保管することができます。

輸送コストを削減する方法

輸送にはどのような費用が発生しているか把握できたところで、実際にどのようにして輸送コストを削減するかですが、下記のような方法があります。

輸入代行業者の比較

輸入代行業者の配送費用を比較することがまずは第一です。この方法は、費用も労力もほとんどかけずにコストを削減することができます。

しかし配送料だけを比較してはいけません。自分が輸入する商品を取り扱ってくれるか、またその商品に適した配送手段の料金を比較しなければなりません。

特に電池類や磁気を帯びた商品、液体類の商品は特殊な輸送手段が必要になりますので、それら商品を輸送可能な代行業者を選定し、配送料の比較が必要です。

Ship Buyer(シップバイヤー)では、業界最安値の配送料金帯を提供しております。もちろん電池、バッテリー類の配送も可能です。ぜひ一度下記よりお問い合わせください。

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まとめて配送する方法

どこの輸入代行業者も、1回の配送料が多ければ多いほど割安となる配送料金帯を提供しています。そして複数の商品を1回で輸入することにより、通関費などを1回のみ支払いで済むのです。

そのため複数の商品をまとめて1回できるだけ多く配送することで輸送コストを抑えることができます。

中国で保管する

在庫などを中国で保管し、注文ごとに個包装して出荷する方法です。日本で倉庫を借りて保管するより、圧倒的に中国で保管する方が安いです。

翌日到着などの商品でなく、ある程度到着日までに猶予がある商品に関しては、この方法が一番おすすめです。

さらに中国から直接お客様まで発送するので、日本の拠点や倉庫からお客様まで配送費がカットされるので、配送料もかなり安く済みます。

輸送コスト削減する時の注意点

前章でご紹介したように、輸送コストを削減する方法は、様々あります。しかし、コストを削減する際に色々な注意点があります。もしその注意を怠ると逆に不必要な費用が発生してしまい、コストを削減する前よりも高いコスト支払うことになりかねません。

ここではその注意点を解説していきます。

輸入代行業者を選定する際の注意点

まずは配送料の安い代行業者を選定することが輸送コストを抑える上でしなければならないことでしたが、ただ配送料が安い輸入代行業を選んでは、失敗するケースもあります。

実際に発生した事案を出すと、納品された商品を確認した際、注文した商品と違ったり、商品の欠品があったりします。そしてその責任を追及しても、生産工場のミスだと責任逃れを言う代行業者もいます。そしてまた同じ商品を発注、配送しなければならなく、コストと時間を要します。

そうならないためには、まず注文前に輸入代行業者の対応で見極める必要があります。

例えば、商品の調査依頼をしているのにその返事が一向に返事が返ってこない代行業者は避けるべきです。工場からの返事がなくて調査が進まないのは、その担当の交渉力がない場合もありますが、仕方ないときもあります。ですが工場から返事がないからと言って、商品の調査依頼者への返事を怠るのはあまり良くないです。

返事がない場合は、返事がないことをきちんと伝えてくれる代行業者を選びましょう。

まだ工場から返事がないと連絡がしてくれることで、依頼者本人がどういう状況かを把握することができ、またその生産工場自体の対応が悪い、違う生産工場を見つける必要があると判断できます。

Ship Buyerは長年にわたり、大手企業の下請け商社として培ってきた『実績』と『対応力』があります。

お試し期間として、初回3回までの注文を手数料3%で承っております。ぜひ一度弊社のスピーディーで心強いサポートをご体感ください。

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保管料が発生する

商品をまとめて発送したりする場合は、複数の工場から発注するため納入日にずれが生じます。

例えば商品A、B、Cの3種類の商品を購入した場合、AとBは在庫があったので1週間後に納入され、Cは受注生産だったため2ヵ月後に届きました。

この場合AとBを2ヵ月保管しとかなくてなりませんので、その費用が発生します。

Ship Buyerでは、商品の保管を1か月間無料で行っています。また、必要であれば保管費用が発生しないように、生産工場へ納期の調整を行います。そのため複数の商品を注文して頂いても、すべての商品が揃うまで費用が発生する可能性が少ないのでご安心ください。

在庫の負担

できるだけまとめて輸入すると配送費用のコストを削減できると言いましたが、その際まとめて納入するので在庫を保管しかなくてはいけません。

ある程度資金に余裕がある場合は問題ありませんが、現金が枯渇している場合に大量の在庫をキャッシュフローが回らなくなり、新しい商品などの開発や注文ができなくなります。

そのためできる限り在庫は最小限に抑えて、キャッシュフローの流れが止まらないようにしましょう。

消費税、地方税、関税

輸入する際に、必ず発生するものが消費税と地方税です。それに加え、商品によっては関税が発生します。

消費税とは、貿易条件CIFにしたときの商品価格の7.8%です。関税が発生していた場合は、CIF商品価格+関税の7.8%です。

地方税とは、消費税額の22/78(約28%)です。

例えば、CIF価格600,000円、関税が7.4%の場合、「600,000×7.4%」で関税額が44,400円です。消費税は「(600,000+44,400)×消費税率7.8%=50,200円(100円未満切り捨て)」になります。地方税は「50,200×22÷78=14,100円(100円未満切り捨て)」となります。

輸入初心者の場合、この費用をすっかり忘れて仕入れる場合がありますので、気を付けなければなりません。

また関税ですが、商品ごとにHSコードというものが割り当てられており、そのコードに基づいて関税料金が決まります。輸入の前には一度輸入代行業者へHSコードの確認するのが良いでしょう。

中国仕入れでコストを抑える方法②【輸送費編】― まとめ ―

輸送費を細かく見ると様々な項目がありますが、その内容をしっかり把握することによってコストを削減できる方法はたくさんあります。

まずは自分が仕入れたい商品の輸送方法を把握し、その輸送方法で最も安い輸入代行業者を見つけるのが、時間もコストもかからず効率的でしょう。

しかし、輸入代行業者を選定するにせよ、その輸入代行業者の対応なども重要になり、コスト面だけで決めてはいけません。

他のコストを削減するにしても、輸送にはたくさんの注意点などがありご自身でしっかりと用意をしてなければ、問題が起き、かえって費用が発生します。

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